11月下旬に開かれた「HRサービス一気に紹介展(労務・経理)」に参加しました。
人事に業務に役立つツールや情報を各社約6分で紹介するという企画です。
いいものがあれば、使用したいと思ったのと場合によってはお客様に紹介できるかもと考えて参加しました。
参加サービスは下記のとおりでカッコ内は提供している会社です。
順に簡単に説明していきます。
・Carely (株式会社iCARE)
・Dr.経費精算 (Bear Tail)
・INNVOY (FINUX株式会社)
・jinjer (株式会社ネオキャリア)
・NINJA SIGN (株式会社サイトビジット)
・楽楽労務 (株式会社ラクス)
はじめに株式会社iCAREが提供する「Carely(ケアリィ)」です。
「人事が抱える煩雑で複雑な健康管理をテクノロジーで効果的&効率的に進化させます」
がコピーでコロナ禍で健康管理に関する予算案が削減されるなかペーパーレスで健康データを管理できるようです。
・可視化(健康データのクラウド一元管理)
・抽出(システムで不調者を自動判別)
・改善(オンライン健康指導で健康リスクを軽減)
が売りのようです。
費用は特に触れていなかったため、不明です。
紙の帳票を使用しなくなるので、効率化が可能なサービスかと思います。
会社の規模や業種等によって、検討してもよいかもしれません。
詳細は下記ご覧ください。
https://www.carely.jp/
次は、Bear Tailが提供する「Dr.経費精算(レシートポスト)」です。
「撮って、捨てる」
で真のペーパーレス化を実現する、ということで領収書原本は紙としてどうしても残るため、システムに「人力」を掛け合わせるということです。
具体的には、
スマホのアプリで領収書を写真でとる
→スマホで申請(金額の入力なし)
→領収書はポスト(箱)へ
申請者の作業は、これだけで紙の領収書は経理に代わってオペレーターがチェックし、その後、保管されるそうです。
導入は1~2か月で出来、費用については、従量課金とのことです。
こちらも一定の規模の会社で職種にもよりますが紙の領収書のチェックを外注することになるので、効率化が可能なサービスかと思います。
詳細は下記ご覧ください。
https://www.keihi.com/
続きましては、FINUX株式会社の「INNVOY(インボイ)」です。
完全無料のクラウド請求管理サービスです。
請求書 領収書 見積書 発注書 納品書がクラウド上で一括管理できるそうです。
帳票はスマホで3分で作成可能で法人だけでなく、フリーランスも使用できるようです。
このサービスでマネタイズするわけではない(グループ会社のファクタリングがメイン業務)そうなので、何枚でも、今後も無料で提供し続けるそうです。
ただし、帳票をPDF等で送るのではなく、紙で郵送する場合は、有料の郵送代行も出来るとのことです。
経理システムに帳票作成機能がない場合は、よいサービスで無料なので、試してみるのもよいと思います。
詳細は下記ご覧ください。
https://www.invoy.jp/
続きまして、株式会社ネオキャリアの「jinjer勤怠」です。
クラウドの勤怠管理サービスです。
現在、クラウドの勤怠管理サービスを数多くありますが
人事管理 勤怠管理 労務管理 ワークフロー
経費精算 給与計算 コンディション 雇用契約
といったサービスもあり、オールインワンパッケージとして一元管理できるのが特徴です。
勤怠の項目は100項目以上、承認ルールも10段階設定可能のようです。また、打刻方法もSlackやchatworkといったチャットも使用でき、スマホのアプリ対応、タブレットの顔写真取得による不正打刻防止機能もあります。
費用は、勤怠管理については、月額300円/1人です。
勤怠管理、給与計算、労務管理などAPIで接続しないで一元管理をする場合はよいと思います。
ただし、機能を増やしていくと費用もかさみますので、競合(freee マネーフォワード、ジョブカン)と比較されやすいかもしれません。
詳細は下記ご覧ください。
https://hcm-jinjer.com/
続きましては、株式会社サイトビジットの「NINJA SIGN」です。
クラウドの電子契約サービスです。
電子契約とは、「電子文書+電子サインまたは電子署名」で締結する契約のことで下記のようなメリットがあります。
・コスト削減(郵送代、人件費、印紙代)
・業務効率化(期間短縮)
・リスク低減&コンプライアンス強化(紛失リスク軽減、権限設定)
他者の電子契約サービスは、契約書の締結のみの場合はあるようですが
作成→承認→締結→保管→活用
をワンストップで行えるそうです。
書類としては、雇用契約書、労働条件通知書、内定通知書、請求書、業務委託契約書などの利用が考えられます。
月額費用は、①light 4,980円、②light プラス 19,800円、③プロ 50,000円~
で③のみ初期費用30万円がかかります。
クラウドサイン、GMO電子印鑑agreeと競合しますが契約書の使用頻度、取引先との契約にも使用するか、費用なども考慮して判断するのがよいかと思います。
詳細は下記ご覧ください。
https://ninja-sign.com/
最後に株式会社ラクスの「楽楽労務」です。
社会保険手続きの届出書を自動作成する労務管理サービスです。
電子申請にも対応していて、手続きごとにステータス表示も出来ます。
人事情報は、入社予定者が入力することが可能で人事担当者の入力やチェックが軽減されます。
必要な人事情報を設定したい場合は、カスタマイズが可能です。
費用は、初期費用が10万円で基本プランは50ユーザが上限の月額30,000円となります。
Smart HR、オフィスステーションと競合しますがこの紹介では、機能や費用で優位性が感じられませんでした。
詳細は下記ご覧ください。
https://www.rakurakuroumu.jp/
以上、6サービスの紹介を聞いた感想となります。
参考にして頂けると嬉しいです。