賞与支払届等の電子申請の際の注意点と届書作成プログラム(Ver.23.00)の様式変更

日本年金機構では、事務処理の迅速化を図るため、令和2年11月から電子申請の受付作業が自動化されています。

賞与支払届、算定基礎届の総括表を電子添付書類として同時に届け出る際は、機構で自動的に確認するため、届出名称を「賞与支払届総括表」、「算定基礎届総括表」とするように案内されています。

また、添付ファイル名をひとつにまとめることも可能ですが下記のように届書名称を入れるようにする必要があります。

【例】提出代行証明書と賞与支払届総括表を添付する場合
→ファイル名「提出代行証明書賞与支払届総括表」

◆社会保険関係手続】電子申請の際に電子添付するファイル名称指定のお願い(日本年金機構 11/13)
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/oshirase/zenpan/20201113.html

 


 

また、令和2年12月1日から資格喪失届の「喪失原因」欄に、新たに11.社会保障協定」が追加されました。

一時的に日本に派遣されて就労しており日本の社会保険制度に加入していた方のうち新たに社会保障協定が発効されたこと等により協定相手国から「適用証明書」の交付を受けた場合、日本の社会保障制度への加入が免除となります。
上記に該当し、加入の免除による資格喪失の届出を行う場合は、被保険者資格喪失届の喪失原因欄の「11.社会保障協定」を選択した上で届出を行うことになりました。

上記変更と海外特例要件に係る申請時の入力欄の追加等により、12/1から届書作成プログラムがVer23.00に変更となります。変更内容は以下のようになります。

項番 対象届書 変更点
1 「健康保険被扶養者(異動)・国民年金第3号被保険者関係届」
「国民年金第3号被保険者関係届」
海外特例要件に係る申請時の入力欄の追加
扶養認定事務の変更に係る「続柄確認済み」のチェックボックス追加
2 「健康保険・厚生年金保険被保険者資格喪失届」 「喪失(不該当)原因」欄に「社会保障協定による喪失」の項目を追加

 

詳細は、下記をご確認ください。

◆電子申請・電子媒体申請による届出(社会保険関係手続)を行っている皆さまへ】制度改正に対応した届書作成プログラム(Ver.23.00)を公開します(日本年金機構 11/26)
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/oshirase/zenpan/20201126.html

◆【事業主の皆さまへ】被保険者資格喪失届の喪失原因に「社会保障協定」による喪失が追加されました(12/1)
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2020/202012/20201201.html

◆各種様式のダウンロード(12/1更新)
https://www.nenkin.go.jp/denshibenri/program/download.html

 

《12/16追記》

 

届書作成プログラム(Ver.23.00)において、下記、不具合事象が判明しています。

 

「健康保険被扶養者(異動)届・国民年金第3号被保険者関係届」での被扶養者変更・非該当のお届けにおいて、入力した被扶養者住所がjkkファイル(※)に反映されないため、申請データの確認時に住所が表示されておりません。