厚生労働省が推奨する履歴書の新様式(新フォーマット)が公表されました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_kouseisaiyou030416.html
https://www.mhlw.go.jp/content/11654000/000769665.pdf
上記の厚労省のサイトにはPDFしかないため、Word版を作りました。
リンクを貼っておきます。
https://finexus.jp/wp-content/uploads/2021/04/履歴書202104.docx
変更の経緯
もともと厚生労働省では、公正な採用選考を確保する観点から、一般財団法人日本規格協会のJIS規格の様式例の使用を推奨していたそうです。
ただ、令和2年7月に日本規格協会が、JIS規格の解説の様式例から履歴書の様式例を削除したため、厚生労働省において公正な採用選考を確保する観点から新たな履歴書様式例の検討を行い、様式例(厚生労働省履歴書様式例)を作成し、4/16に開催された労働政策審議会職業安定分科会に報告したとのことです。
2.「通勤時間」「扶養家族数(配偶者を除く)」「配偶者」「配偶者の扶養義務」の各項目は設けないことにしました。
変更点について
様式を見て頂くとわかりますが性別の欄は、「※性別」と※印があって、一番下に
※『「性別」欄:記載は任意です。未記載とすることも可能です。』
って書いてありますがこのままこの書式使うと労働者が記載するかどうかを判断することになるでしょう。
名前と写真だけで必ずしも性別を判断できないですが特に何も違和感なく、書く人は書いて、書きたくない人が目立つみたいになりそうなのが気になります。
あと、「通勤時間」、「扶養家族数(配偶者を除く)」、「配偶者」、「配偶者の扶養義務」はいまどきいらないかと思いますが特に深く考えずにそのままになっていたのではないかと感じてしまいます。
ちなみにアメリカは、生年月日(年齢)、性別、写真、家族構成などの記載は違法らしいです。
日本は雇用対策法で「事業主は労働者の募集及び採用について、年齢に関わりなく均等な機会を与えなければならない」ということになっていますが年齢の記載はそのままになっています。