今週も一週間の労働法、社会保険の法改正、トピックスをまとめます。
要点を押さえたい方、時間のない方、一週間分一気に読みたい方など是非ご覧ください。
高度プロフェッショナル制度に関する報告の状況
厚生労働省から高度プロフェッショナル制度に関する報告の状況が公表されました。
◆高度プロフェッショナル制度に関する報告の状況(令和3年3月末時点)
https://www.mhlw.go.jp/content/000621159.pdf
令和元年4月1日から令和3年3月31日までの間に受理した高度プロフェッショナル制度の決議届及び定期報告によると、令和3年3月末時点で、同制度の導入企業数は20社(21事業場) 、対象労働者数(合計)は552人(※2)です。
業務の種類、人数、労働者の1か月当たりの最長の健康管理時間、労働者の1か月当たりの平均の健康管理時間がまとめられています。
労働者の1か月当たりの最長の健康管理時間が300時間を超えている事業場があったり、1年に1回以上の連続2週間の休日を与えること(本人が請求した場合は連続1週間×2回以上) を選択的措置として実施している事業場が9事業場あることがわかります。個人的には少し意外な結果ですが興味のある方はご覧になってはいかがでしょうか。
新型コロナウイルス感染症の影響に伴う障害者雇用納付金制度に基づく助成金の支給の特例について
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構から、障害者雇用納付金制度に基づく助成金に関する特例が公表されています。
◆新型コロナウイルス感染症の影響に伴う障害者雇用納付金制度に基づく助成金の支給の特例について
https://www.jeed.go.jp/disability/topics/2021/q2k4vk000003wvwv-att/q2k4vk000003wvxx.pdf
◆新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた障害者雇用納付金制度に基づく助成金の支給の特例(追加分)について
https://www.jeed.go.jp/disability/topics/2021/q2k4vk000003ww3c-att/q2k4vk000003ww4e.pdf
e-Govシステム保守のお知らせ(2021年 7/10 ~ 7/11、7/22 ~ 7/23)
下記の作業予定日時については、システム保守期間となり、一部のe-Gov電子申請サービスが利用できません。
(労働保険の年度更新、算定基礎届、月額変更届等の電子申請はできますが電子納付を行うことができませんのでご注意ください。)
【作業予定日時】
7/10(土)7時00分 ~ 7/11(日)1時30分
7/22(木)7時00分 ~ 7/23(金)4時00分
手続ができない具体的な一覧については、下記のe-Govホームページで確認できます。
◆システム保守のお知らせ(2021年7月10日 ~ 7月11日、7月22日 ~ 7月23日)
https://shinsei.e-gov.go.jp/contents/maintenance/2021-06-29t1314250900_1052.html
今週は以上です。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
先日、株式会社スープストックトーキョーの副社長兼店舗営業部部長の江澤さんという方の話を聞く機会がありました。企業理念は、「世の中の体温をあげる」とちょっと変わったインパクトのあるものです。
フリーターからアルバイトとして入社し、現場で店長を経験し、現在の地位まで上りつめたそうです。会社としては、従業員がイキイキと働くために、「一人ひとりが主役の働き方”開拓”」を実践されているとのことです。
休みがとれない、体力的に厳しい、と言ってやめていく仲間を見て、もったいない、くやしいと感じて、年間休日を120日に増やしたり、複業を解禁したり、と精力的に活動されたそうです。特に複業解禁でやめてしまう懸念もあったようですが、やめてしまうのは会社の魅力がないから、と割り切って、会社の魅力を高めるために尽力されたようです。今では、食材のロス対策や離乳食の開発等、従業員一人ひとりの提案から事業も広がっているようです。
株式会社スープストックトーキョーは、広告、割引はせず、お客様を煽らない、という方針もあるそうです。いろいろと参考になりました。ちなみに個人的には、オマールエビのビスクがお気に入りです。