Zoomの40分以上ミーティング有料化の対応方法

 

2022年5月2日にZoomの価格改定がありました。
今まで1対多数のミーティングの場合、40分の制限がありましたがこれが1対1のミーティングも対象となります。
つまり、今後は1対1でも40分以上は課金しないと使用できなくなります

個人事業主やフリーランスの方で今まで課金していなかった方には影響が大きいかもしれません。
個人的には、業務上、お客様が複数人の場合がありますので、独立当初から課金されるプロプランを選択していました。
ただし、課金されるようになったときに「元を取る」というよりは、その価値があるかどうか、で判断しました。
お客様が複数の時に相手に有料のプランを契約されているかを聞いたり、40分以上のミーティングの際に再接続するわけにもいかないでしょう。
実際にお客様の会社に訪問するのと比べて、交通費の節減だけでなく、時間を買えることが大きな価値となり、課金する価値のあるサービスと思っています。
(弊所では開業(2020年4月)前からオンライン会議ツールを使用する前提ではありましたが)

あらためて会議の時間を考える

今回、費用のことだけでなく、打ち合わせの時間についても考えてみました。

私が会社員時代、多くの会議が基本的に1時間に設定されていました。
これは、会議室を予約するにも、会議参加者の予定の組み方も効率的ではないと思っていました。
打ち合わせの多い上司等は所定労働時間帯はギッシリ埋まってしまい、なかなか予定を押さえられない人がいたり。
オンラインではない場合、会議室への移動時間やセッティング等を考えなければならなかったり。

その後は私が主催者となる会議は基本を30分にして、セッティングするようにしていました。

例外もありますが1時間でセッティングしてしまうと1時間の会議になり、30分でセッティングすれば、30分の会議になるものです
また、時間が決まっていると優先順位もつけやすくなり、時間管理にもメリハリができます。
1時間の会議なのに結局、成果があまりないということも少なからずありましたし。

実はZoomの価格改定は多くの人を救い、会議の生産性を上げるにはいい機会になるのでは、とポジティブに思っています。
ビジネスミーティングの基本は30分で少し時間が押してしまったとしても40分で終わるというのをデフォルトにするのはいかがでしょうか。

余談ですが最近、異業種の初対面の方とZoomでミーティングする機会を取っているのですが基本を30分にして、気が合えばそのまま1時間くらいまでお話しています。

話を戻しますと当然ですがすべての会議が30分で終わらせることができるわけではないこともわかります。

今後の対応策①(課金しない)

今後の対応策も記載しておきます。

Zoomの場合、昨年までは100人までウェビナーが可能というウェビナー100という契約がありましたがこれがなくなり、最も人数の少ない契約がウェビナー500となり、100人までのウェビナーを開催する人にとっては実質値上げとなりました。
今後もこういった価格改定は行われる可能性はあるため、他のオンライン会議システムを使用するという選択肢もあるでしょう。
MicrosoftのTeamsやGoogle Meet、ChatworkやSlackといったチャットシステムを使用することも可能です。

相手があることなので、管理は煩雑になるかもしれませんが人によって、相手の望むツールに変えるという方法もあるかもしれません。

今後の対応策②(リーズナブルに課金する)

とはいえ、使い慣れたZoomをそのまま課金しても使い続けたいという人向けに期間限定オファー(2022年5月15日まで)があり、ベーシックからプロにアップグレードされるユーザーは、プロ月額プランの最初の 6 か月間を 50% オフで、プロ年額プランの最初の年を 40% オフで利用できるようです。

◆2022 年 5 月 2 日 – 無料アカウントでのミーティングの時間制限の変更
https://support.zoom.us/hc/ja/articles/5809097508109-2022-%E5%B9%B4-5-

 

最後に下記のような安く契約する方法があります。
(「Zoom 裏技」でググると説明しているサイトがあります。)

①円払いをドル払いにする。
②月額払いから年払いにする。
クーポンを利用する。

①②はZoomの公式のホームページでできますが③はクーポンをインターネットの見知らぬサイトから探す必要があります。
(③については、責任は持ちかねますので、利用される方のご判断におまかせします。)

最後に

30分ミーティングをデフォルトにすると時間に対する考え方を見直す契機になりますし、会議自体も効率的になります。

また、最近はSmartMeetingなどの会議の効率化ツールもあります。

会議なしにビジネスが成り立ちませんし、会議を効率化することは、仕事全体の効率化にもつながります。

これからも日々、一緒にお仕事する人とは会議の改善、効率化をうまく図りたいと思います。