社労士の選び方をビジネスの本質的な視点から考えてみると

 

社労士に相談したい、アドバイスを求めたい、顧問契約を結びたいと思ったときにどうやって探すのがよいでしょうか。

社労士検索サイトでいろいろな社労士を比較する?

Googleで「社労士 ◯◯(専門分野)」で検索してみる?

それとも「社労士の選び方」をChatGPTに聞いてみる?

 

 

先日、髪をカットしにいったときのことです。

私がカットされているとき、来店された方が隣の席に来て、「今日はどのようにカットしましょうか」みたいな感じで聞かれていたところでした。

このお店には初めて来店した方で少し年配の女性でした。

たまたま聞こえてきた内容は、「ちょっと上の方が薄くなってきたので、目立たないような感じでお願いしたいのですが」

とちょっと言いづらそうな感じで注文?したところ、

店員さんは、

「どのくらい切ればよいですか」と再度聞き直します。

文字にするとニュアンスが伝わりにくいですが勝手に想像力をふくらませると

 

店員さんの心の中「困るんですよね。薄いのが目立たないようと言われましても。どのくらいの長さで切れば言って頂かけないと。」

要するに髪を切る長さを聞いているのだと。

 

お客さんの心の中「なるべく薄くなったところが目立たないようにうまくカットしたり、カラーリングしてもらえるといいのですが」

要するにただ髪の毛を切るのではなく、薄くなったところが目立たないように提案して欲しい、と。

 

もしかしたら、私が行っているお店が高級店ではないので、そこまで求めては行けないのかもしれませんが・・・
(そこは置いといて)

 

少し想像力をふくらませ過ぎかもしれませんが以前、社労士事務所に勤めていたとき、社労士の仕事は、社会保険の手続きや給与計算をすることなんだから、あまり相談とかしないで欲しいんですよね、と同僚に真顔で言っていた従業員がいました。前例のない相談や提案は私の仕事ではなく、やりたくない、と。

 

 

ビジネスの本質が「他者への価値を提供すること」や「困りごとを解決すること」と定義すれば、単に髪の毛を切ることではなく、例えば、「髪をきれいにすることによって、満足してもらい、笑顔を引き出すこと」と考えている美容師さんや理容師さんもいるかもしれません。

 

社労士の仕事も

社会保険の手続きや給与計算等の労務業務を安く代行すること

社会保険の手続きや給与計算等の労務業務の困りごとを解決すること

では、かなり違ってきます。

 

社労士に求めることをどちらにするかによって、選ぶ社労士も違ってきそうです。

ここでアンマッチとなるとお互いうまくかみあいません。

具体的な社労士の選び方としては、直接話を聞いたり、ホームページを見たりすることに落ち着きそうですが求めることと一致するかは確認した方がよいでしょう。