要点チェック！労働法・社会保険改正等まとめ読み（5/15～5/21）

今週も一週間の労働法、社会保険の法改正、トピックスをまとめます。

要点を押さえたい方、時間のない方、一週間分一気に読みたい方など是非ご覧ください。

令和３年度労働保険の年度更新期間について

令和３年度労働保険の年度更新期間のページが更新されました。

◆令和３年度労働保険の年度更新期間について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/hoken/roudouhoken21/index.html

今年の年度更新から雇用保険の高年齢被保険者の免除計算がなくなっていていますので、注意しましょう。

参考
【法改正】2020年4月から雇用保険高年齢被保険者の保険料免除が廃止されます社会保険労務士事務所ファインネクサス

健康保険組合向け電子申請ソフトの対応状況について

2020年11月から健康保険組合も電子申請の対応が始まりました。
健康保険組合の場合は、e-Govではなく、GビスIDを利用することになり、マイナポータル経由による手続きとなりますがベンダー各社の開発状況はあまり進んでいません。
厚生労働省が下記のリンクでベンダーの対応状況を公表しています。
（こういう資料を出してくれるのは、いいですね。）

◆健康保険組合向け電子申請ソフトの対応状況について（令和３年5月14日現在）
https://www.mhlw.go.jp/content/000735946.pdf

開発の優先順位はあると思いますがユーザの方を向いて開発しているか、法改正への開発姿勢などがわかる指標となるのではないでしょうか。

大企業ほど健康保険組合の加入率は高いですが、大企業向けのCOMPANY、POSITIVEは法改正の義務化レベルの算定基礎届、月額変更届、賞与支払届しか対応できていません。

中小企業の導入実績が多い給与奉行、社労夢、オフィスステーション、シャロットなどは、義務化レベル以上の対応がされています。

ちなみにSmartHRはこれだけ各社が掲載されているのに表にありません。

こういった資料を公表してもらえるとツールの選定に非常に参考になります。

派遣労働者の待遇改善に係る自主点検表が更新

派遣労働者の同一労働同一賃金ページの「派遣労働者の待遇改善に係る自主点検表」が更新されています。

◆派遣労働者の同一労働同一賃金について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00001.html

令和3年度の算定基礎届の記入方法について

日本年金機構のホームページで算定基礎届の動画、ガイドブックが更新されています。

今年の提出期限は、7/12(月)です。

◆【事業主の皆さまへ】令和3年度の算定基礎届の記入方法〔説明動画〕等について
https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2021/202105/20210520.html

このページに新たに在宅勤務の報酬の取扱いも掲載された「標準報酬月額の定時決定及び随時改定の事務取扱いに関する事例集」のリンクもあるので、見ておくのがよいと思います。

事業場における労働者の健康保持増進計画助成金

独立行政法人労働者健康安全機構のホームページで令和３年度版産業保健関係助成金を公表しています。
令和３年度からは「事業場における労働者の健康保持増進のための指針」の改正を踏まえて、事業者が継続的かつ計画的に心身両面にわたる積極的な健康保持増進対策を推進するために、「事業場における労働者の健康保持増進計画助成金」が創設されました。

◆令和３年度版産業保健関係助成金
https://www.johas.go.jp/sangyouhoken/tabid/1944/Default.aspx