クラウド給与計算ソフトを選ぶ際に何を基準に選ぶか、難しいです。
事業をはじめたばかりなら、価格を出来るだけおさえたい、と思う方もいらっしゃるでしょう。
今回、5名までなら永久無料のフリーウェイ給与計算をご紹介します。
また、少人数であれば、エクセルで計算可能ですが給与計算の知識、メンテナンスも必要ですので、時間が貴重な経営者の方には、おすすめできません。
◆フリーウェイ給与計算
https://freeway-kyuuyo.net/
まず、フリーウェイ給与計算は、株式会社フリーウェイジャパンが提供していて、給与計算の他に、
経理、マイナンバー、タイムレコーダー、販売管理、顧客管理などを
無料で提供しています。
ホームページ記載されたフリーウェイ給与の機能一覧を引用しますと
【給与・賞与計算】
・3パターンの給与体系(月給・時給・日給)
・2種類の支払い方法に対応
・時間外単価の自動計算(月給計算の場合のみ)
・社会保険料、所得税の自動計算
・所得税率の自動更新
・振込一覧表、金種一覧表の作成・印刷
・2種類のデザインから選択できる給与明細書
・部署管理に対応
・明細のメール配信(Web明細)
・全銀協規定フォーマットのファイル出力(総合振込・給与振込)
・賞与支払届の作成
【年末調整】
・給与・賞与明細から総支給額等を自動計算
・控除申告書のデータから過不足税額を自動計算
・法定調書合計表の作成
・給与支払報告書(総括表)の作成
・年末調整結果の一覧表の作成
・給与明細を作成しない年末調整に対応
・中途入社した社員の前職情報の入力に対応
・源泉徴収票のメール送信
・従業員側で「本人情報」「家族情報」「保険料情報」を直接入力(ベータ版)
補足しますと
【給与・賞与計算】
賞与支払届、月額変更届、算定基礎届は、電子申請には対応しておらず、紙で出力して作成します。
労働保険の年度更新に必要な算定基礎賃金の集計も紙で出力できますので、書類に転記して対応できます。
明細書は、紙とWeb明細を選択できます。
紙の場合は、専用帳票はなく、白紙のA4用紙に2人or3人を出力する2種類から選択可能です。
給与支給控除項目の個人マスタは下記のようになっていて、月給の場合、時間外計算や欠勤・遅刻時の不就労計算は可能です。
ただし、複雑な計算式を組み込むことはできません。
【年末調整】
計算や帳票については、特に問題なく使用できます。
退職所得の源泉徴収票や支払調書も対応されていてフリーウェイマイナンバー
(20人まで無料)との連携で帳票に出力可能です。
また、e-Tax、eLTAXの電子申告データの出力が可能です。
当然、紙の出力にも対応しています。
有料版と無料版の違いは下記のようになります。
無料版 | 有料版 | |
初期費用 | 無料 | 無料 |
月額利用料 | 無料 | 1,980円 (年間23,760円) |
バージョンアップ料 | 無料 | 無料 |
利用期間 | 無制限 | 1年ごとの更新 |
ID(ライセンス)数 | 1 | 1~ |
登録データ数 | 1 | 無制限 |
登録できる従業員数 | 5人まで | 無制限 |
年末調整・支払調書 | あります | あります |
操作サポート | ありません | あります (電話、メール) |
従業員の入退職等で5人を超えると有料になりますが退職者の必要な帳票を紙で出力し、従業員データを削除してしまうという荒業も使えます。
とりあえず、無料の期限もないので、使用してみて、判断してもよいのではないでしょうか。
給与計算の基礎知識があれば、ひとり社長、役員は夫婦のみ、従業員含めて5名以下の会社ならおすすめです。